こんにちは。DaiCONです。
今回は、「見て理解できるプレゼン資料の作り方」の続編として、
「社外プレゼン資料の作り方」を解説します。
目次は以下になります。
サラリーマンのプレゼン資料はこう作れ!お客様の「心」をつかむ社外プレゼン資料の作り方を4つのポイントで解説

今回は、「社外プレゼン資料の作り方」です。
以前の記事で、「資料作りの基本」と「見せるプレゼン資料の作り方」をご紹介しましたが、
今回はそれらをベースとして、「社外」つまり「お客様」へのプレゼンに対して、どの様なことに気を付けて資料を作ればよいか?
そこを解説していきます。
サラリーマンにとって、「良い資料を作れる」=「出世」につながりますので、是非参考にしてください。
今回参考にした本を以下に紹介します。
社外プレゼンの資料作成術
同じような「社内プレゼンの資料作成術」という本もありますが、内容的にはあまり変わらない印象でした。一応社外プレゼンについて中心に記載あり、私の経験・考えとも重なる部分が多かったため、今回はこちらの本をおすすめします。
ノンデザイナーズ・デザインブック
資料作り、デザインの基礎として活用しています。。2つのデザインを比較した時に、ある片方のほうが優れているのか。漠然と見た目でこっち。と言っていたことを、きちんと説明できるようになる。そんな本です。
はじめに 社内プレゼンと社外プレゼンの違いを理解しよう

社内プレゼンと社外プレゼンは根本的にターゲットが違います。
上記の比較表の違いをしっかり認識してプレゼン資料を作りましょう
基本的に社外プレゼンの場合、相手(お客様)は、あなたのプレゼンを聞く必要がありません。
例)学校の授業(学生時代)
あなたのプレゼンを聞く必要がないわかりやすい例として、学生時代の授業中をイメージして下さい。
学生側(私・あなた) : ほぼ9割寝たり、サボったりしていました。 ※ごめんなさい
先生側 : 前日から授業の準備、講義の準備をしていた(はず)
先生がいくら準備を頑張っていても、当の学生(私)はそんな頑張りを理解していません。
これを社外プレゼンに当てはめてみましょう。
学生側(お客様) : 聞くか、聞かないかは自由
先生側(あなた) : 前日からプレゼンの準備、練習をしていた
これでわかる通り、お客様はあなたがいくら事前準備を頑張っていても、そんなこと知らないし興味もありません。
なので、まずはお客様の興味をつかまないと如何に資料を上手くまとめたところで、プレゼン自体を聞いてもらえないことになります。
「お客様はあなたのプレゼンに興味はない」
まずは、ここをしっかり認識したうえで資料を構成・作成していきましょう。
一番大事な”意識”は「お客様のメリット」

この部分は、別記事でもお伝えしたことと重複しますが、
資料をつくる理由は、決裁者に「YES」をもらうことです。
社外プレゼンでいう「決裁者」とは、つまり「お客様の決裁者」です。
そのため、必ずお客様目線での資料を作成しなくてはいけません。
特に、社外プレゼンの場合は、相手はあなたのプレゼンを聞きたいわけではないですし、聞く義務もありません。
そのため、社内プレゼン以上に
「相手がほしい・見たい情報を理解した上で、自分の意見をまとめていく」
という「伝える視点」がプレゼンをする上で重要になってきます。
※伝えることの重要性については、こちらの記事で詳しく説明しています。
資料の構成 ①共感、②信頼、③納得、④後押し

社外プレゼンの大枠は、以下4つの流れです。
①共感 → ②信頼 → ③納得 → ④後押し
一つ一つ詳しく説明していきます。
共感

社外プレゼンにおいて、もっとも重要な部分は「つかみ」です。
このポイントは、「これが問題なんだ。」「よくわかってるじゃないか」を引き出すことです。
そのため、資料作成には以下ポイントを押さえましょう。
・表紙は、「全表示イラスト + タイトルを大きく」表示
・イラストをフル活用。動画は冒頭のつかみにもっとも良い。
・問題提起を質問形式にする。
表紙 : 全表示イラスト + タイトルを大きく表示

表紙イラストは基本"全画面”で使用しましょう。
また、タイトルもキーワードを目立つように記載しましょう。
表紙に求められる目的は以下2つです。
1.何の資料か?を明確にする。
2.インパクト(食いつき)を与える。
わかりやすくインパクトを残すためにも、ちょっとの余白を調節する為にイラストのサイズ調整をするのではなく、”イラストは全画面表示!”とルール化してしまう事で、余計なことに悩む必要が無くなります。
且つ、インパクトを残せるため、一石二鳥です。
また、文字は、タイトルのキーワードを選択して、
そのキーワードのみが目立つようにフォントを大きく・太く記載しましょう。
理想はフォントサイズ50以上です。
イラストをフル活用。動画はもっと良い。
つかみで動画を使うのは非常にメリットがあります。
理由は以下3点です。
1.お客様に「何がはじまるんだ!?」と期待を持たせることができる。
2.お客様に「全体のポイント」をわかりやすくインプットすることができる。
3.プレゼン担当者にとって、「気持ちを落ち着ける時間」が出来る。
特に上記3.は重要ですので、動画があれば冒頭に使う事をお勧めします。
問題提起を質問形式にする。

動画がない場合、導入スライド(表紙の後のスライド)に
ポイントとなるキーワード・数字のみを表示することをテクニックとしてお勧めします。

この数字ってなんの数字か御分かりですか?
このフレーズを冒頭に使うことで、お客様をあなたのペースに乗せる事が出来ます。
この時使うキーワード・数字は、本プレゼンの一番の問題点・課題を表示してください。
信頼

冒頭の「つかみ」が成功しました。
次はあなた、もしくはあなたが紹介する商品の"信頼”を紹介しましょう。
信頼を表すものは以下2つです。
・あなた、御社もしくは紹介する商品の実績
・数字データ(利用者の声、導入数、改善率等々)
実績を示せる数値の種類は何でもよいです。
2~3データあると望ましいです。
納得

信頼を示したあなたは次に、相手の“納得感”を得るため
商品・サービスをオーダーメイドで提案します。
納得感を与える提案の仕方の基本構成ですが、以下のポイントを押さえればOKです。
・機能→メリット→未来像 の順に伝える。
・機能→メリット は”1セット”で使う。
・機能→メリット のセットを何回も使う。
ちなみに、「機能→メリット→未来像」のそれぞれの項目は、以下のポイントを押さえてください。
・機能(特徴) : ライバルとの比較をし、優位性を伝える。
・メリット : 提案するメリットは、冒頭の「つかみ」の課題を解決する内容にする。
・未来像 : ”機能→メリット”×○回=まとめるとこうなります!の一言をつける。
この納得ポイントが最も成約率が高くなるポイントとなるケースが多いので、
何度も畳みかける様に「機能→メリット」を仕掛けましょう。
後押し

最後に、お客様に対して「最後のプッシュ」をしましょう。
方向性としては以下1つです。
「今なら」感を作り、購入を促す。
例)
・期間限定●●%OFF
・今なら●●がついてくる。
まとめ
今回の記事をまとめます。
・「社内プレゼン」と「社外プレゼン」はターゲットが違う
・「お客様のメリット」を意識した資料をつくろう。
・資料の構成 ①共感、②信頼、③納得、④後押し
DaiCON的お勧め書籍
今回の記事で参考にした本を2冊紹介します。
興味があればそれらを参考にして自分なりに考えを整理することも大事だと思います。
わたしもデザイナーじゃないので、何かいい本ないかなぁ、と探していた時に目に入って買ってしまった本。
デザインの基本が書かれているので、資料作りにはサラリーマンでもかなり使えるお勧め本です。
同じような「社内プレゼンの資料作成術」という本もありますが、内容的にはあまり変わらない印象でした。一応社外プレゼンについて中心に記載あり、私の経験・考えとも重なる部分が多かったため、今回はこちらの本をおすすめします。
本買うお金が勿体ないようであれば、
今amazonで、オーディオブックが無料で使えるのでそれを使うとタダで読めます。
私も通勤往復2時間半は、オーディオブックや教育系Youtubeで勉強しているので、
音で学ぶことは個人的に結構お勧めですよ。
必要な本を読む(聞く)ことで、必ず自己研鑽につながります。
では。
DaiCON
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