こんにちは。DaiCONです。
サラリーマンの税金対策という事で、前回「サラリーマンの手取りを増やす方法」を記事にしましたが、その中で「iDeCo」や「NISA」にも触れました。
今日は、iDeCoやNISA、つみたてNISAについて説明していきたいと思います。
是非最後まで読んでいってください。
※サラリーマンの手取りを増やす方法を紹介している記事はこちらになります。
サラリーマンの税金対策 サラリーマンから見たiDeCoとNISAとつみたてNISAを徹底比較

最近、老後の「2000万円問題」から、よく耳にすることがおおくなったiDecoとNISAですが、
・よくわからないよ
・老後なんてまだまだ先だよ!
という意見もあれば、
・興味あるけど、よくわかんないんだよね。
・片方だけやればいいのかな?両方やらないといけないのかな・・・・?
わからない分、いろいろと意見が出ると思います。
「運用益が非課税になる」
この点はiDeCoもNISAも(つみたてNISAも)全く同じです。
但し、それぞれ個性があり、使い方も異なります。
そこでこの記事では、iDeCo、NISA、つみたてNISAの特徴と、
最後に「投資初心者はこう進めればOK」について記載します。
まとめを先に記載しておきます。
① まずは「つみたてNISA」からはじめる。
つみたてNISAの非課税枠(33,333円/月)を使い切るまでは、iDecoをやらない。
② それでも投資への余裕がある場合は、iDeCoをはじめる。
③ ①、②を行っても余裕のある人は、NISAをはじめる。
iDeCo

イデコ(iDeCo)は「個人型確定拠出年金」です。
漢字が多すぎてよくわからないとおもいます。
ざっくり説明すると、「自分の年金を自分で積み立てて運用する年金」です。
最初にiDeCoのメリットを以下まとめます。
iDeCoのメリット
・掛け金が全額所得控除になる。 ※所得税が優遇される
・運用益で課税されない。
・受け取り時に非課税の対象になる。
iDeCoの長所はとにかく税に優遇されているのが最大の特徴です。
①掛け金を拠出するとき、
②運用するとき、
③退職金として受け取るとき
全てのタイミングで税金が優遇されるため、利用しない手はありません。

特に、受取り時には、
「一括受取り」か「分割受取り」か選ぶことができます。
その際は、「一括受取り」の方がより税の優遇が高いため、
余程の理由がない限り、「一括受取り」をしましょう。
iDecoの基本条件は以下になります。
iDeCoの基本条件
・加入期間 20歳~60歳まで
・非課税期間 60歳~75歳まで
・非課税枠 14.4万円/年~81.6万円
※非課税枠は、年金区分によってかわります。
※年金区分とは、会社員、自営業、主婦等々、個人の職業によって変わります。
20歳から加入したと考えた場合、75歳までの55年間という長期にわたって税金が優遇される投資は他にありません。
次にiDeCoのデメリットです。
iDeCoのデメリット
・60歳まで解約できない
・サラリーマンであれば、最大27.6万円/年しか非課税枠が無い。
iDeCoの最大デメリットは、「60歳まで解約できないこと」です。
ここが、後に説明するNISA、つみたてNISAと大きく異なるiDeCoの個性です。
iDeCoをやるときの注意点
iDeCoにも掛け金の上限額があります。
サラリーマンであれば勤務先の企業によって、上限月2.3万円 ~ 月1.2万円に分かれます。
詳しくは会社の経理に確認してみてください。
なお、iDeCoの運用には、口座を開設する必要があります。
口座を開設する上で、初期費用はかかりませんが、
運用をしない時でも、以下の様な運用手数料が発生します。
・月の運用額 : 5,000円/月 から
・運用しない時の口座維持費 : 66円/月
・毎月のiDeCoを運用した手数料 : 171円/月
※どの証券会社でも運用の手数料は変わりません。
iDeCoを少額運用をする場合、運用益が上記手数料金額を下回る様であれば、
iDeCoをやる意味なくなりますので、上限金額一杯での運用をおすすめします。
但し、無理してやるのではなく、ある程度の余裕がある、もしくは余裕を作れる人は直ぐに申込みましょう。
NISA

ニーサ(NISA)は、少額投資非課税制度です。
NISAとiDeCoとの違い、iDeCoは「年金」であるのに対して、NISAは「投資」です。
iDeCoとNISAは一緒で覚えられている場合が多いですが、
iDeCoと近いのは、NISAより「つみたてNISA」の方が近いです。
NISAは、株や不動産のような一般的にイメージされる「投資」の方が近いです。
理由は「運用方法」にあります。
iDeCoとNISAの大きな違い
・「iDeCo」や「つみたてNISA」は、毎月の設定金額をつみたてて運用する
・「NISA」は、一括注文が出来る

投資をする際の税金の優遇がNISAは大きいため、
主に投資目的で利用されています。
NISAメリットを以下にまとめます。
NISAのメリット
・年間120万円までの運用益が非課税 ※通常投資は、利益の20.315%課税
・途中で引き出しが可能
・非課税枠は最大で600万円(120万円×5年間)
NISAもiDeCoと同様に税金の優遇が大きい制度ですが、大きな違いは運用面であり、
NISAの方が運用がしやすい特徴があります。
その理由は、NISAはiDeCoと違い「いつでも引き出しが可能」です。
ですので、急な出費でお金が必要の場合は、iDeCoだと引き出しが不可能ですが、NISAなら預金と同様にいつでも引き出しが可能です。
※証券口座を開く必要はあります。
最後にNISAのデメリットです。
NISAのデメリット
・基本投資なので、投資に充てる余剰資金が必要

老後2000万円にむけた資金でいうのであれば、
「iDeCo」と「つみたてNISA」を先に考えて、
それでも余剰資金があれば「NISA」をやるというスタンスで
と思います。
つみたてNISA

つみたてNISAのメリットは以下です。
つみたてNISAのメリット
・運用益が非課税
・途中で引き出しが可能
・運用が低コストな安心の投資信託しかない。
つみたてNISAの基本条件は以下になります。
つみたてNISAの基本条件
・対象 : 20歳以上 ※上限なし
・非課税期間 : 最大20年間
・非課税枠 : 40万円/年
・月の積立額 : 100円以上 ※最大33,333円/月
最後にデメリットです。
つみたてNISAのデメリット
・非課税枠が40万円/年しかない。
つみたてNISAの唯一のデメリットは、「非課税税枠が40万円しかない」という点です。
それ以外、正直これと言ったデメリットが見当たらない、税金も優遇されかつ運用もしやすいとてもバランスのいい投資信託だと思います。
補足 iDeCoやNISA はじめての方は。。。

結局何からスタートすればよいの?
はじめる順番としては、以下をおすすめします。
① まずは「つみたてNISA」からはじめる。
つみたてNISAの非課税枠(33,333円/月)を使い切るまでは、iDecoをやらない。
② それでも投資への余裕がある場合は、iDeCoをはじめる。
③ ①、②を行っても余裕のある人は、NISAをはじめる。

はじめてのかたであれば、まず「つみたてNISA」が良いです。
理由は以下2点です。
・いつでも引き出しが出来る。
・100円からスタートでき、且つつみたて運用なので、
月々の生活に大きく支障が出ない範囲でスタートできる。
どうやってスタートするの?
iDeco、NISAの始め方は後日記事で詳しくかきますが、
とにかくまずは、iDeCoやNISAを行う口座を開設する必要があります

下に何社かの会社のリンク貼っておくので選んでみてください。
ポイントは手数料です。
<DMM証券>
DMM株は初心者向け
手数料が業界最安値水準で、口座開設料、維持費、入出金手数料が無料なので
スタートするなら良い。
<松井証券>
松井証券ではじめる株式取引
大正7年創業、株式・投資信託・先物・FXなど 豊富な投資サービスを取り扱う老舗ネット証券です。1日の約定代金合計50万円までの手数料0円
あと、NISAをはじめるなら、投資の無料講座もあるので、
まずは、勉強から始めることもありです。
<日本ファイナンシャルアカデミー>
お金の学校が教える【投資信託入門講座】
【無料】投資信託入門講座 体験会参加募集中
▼こんな人におすすめ
・投資信託で2,000万円以上貯めたい人
・NISAやiDeCoを活用して効率的に資産を作りたい人
・数ある投資信託から優れた数本を選ぶコツを知りたい人
・少額の積立で大きく資産を築きたい人

いずれにせよ、
証券口座を作らないとiDeCoもNISAも出来ませんので、まずは動く事をおすすめします。
まとめ
本記事をまとめます。
① まずは「つみたてNISA」からはじめる。
つみたてNISAの非課税枠(33,333円/月)を使い切るまでは、iDecoをやらない。
② それでも投資への余裕がある場合は、iDeCoをはじめる。
③ ①、②を行っても余裕のある人は、NISAをはじめる。

iDeCoまで回す余力がない人は、投資ではなく、
サラリーマンの年収を上げることを注力したほうが良いです。
上手く税制を使いつつ、自身の年収も上げる。
この2つを上手く使いこなすことで、
サラリーマンとしても、今よりも良い資産運営が出来るはずです!
では。
DaiCON
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